世界には自然に出来た不思議な岩が沢山あります。
ここに掲載した岩の写真も驚きます‼
自然は偉大で不可思議なり--。いったい何かというと、世界各地に点在する“岩”のことです。絶妙なバランスで重なり合うものや、丁寧に研磨されたかのようになめらかな岩肌を有するものなど、独特な造形のオンパレードで大変見応えあり。SNSに投稿したくなること必至の、オススメ岩スポットをご紹介します。
クリシュナのバターボール(インド)
南インドの大都市、チェンナイから約60km。転げ落ちそうでいて、押してもびくともしない巨石が、クリシュナのバターボールです。公園として整備された一角に立って(転がって?)おり、近隣の住民が座ってボーッとしていたり、お弁当を食べていたりと、のどかな雰囲気が漂っています。
ゼミ渓谷(トルコ)
トルコ旅行のハイライトといったら奇岩の宝庫、カッパドキアを思う浮かべる人も多いのでは? 観光客の多いカッパドキアにあって、こちらの渓谷は静かで、のんびり散策できる穴場スポット。岩と緑のコントラストが美しいところですが、途中で人に会うことがあまりないエリアなので、歩くコースを事前に地図でチェックしたり、ガイドを手配するなどしましょう。
シェラーグ(ノルウェー)
ノルウェー南部のイェラグ山にはあるのは、断崖絶壁に挟まれた岩。こちらは氷河期が終わって温暖化が始まった際、周囲の氷河が溶け出し、そのときに流されてきた岩がはまったと考えられています。岩の上に立って写真を撮る人が大勢いますが、高さは984mで柵や命綱はないので危険です。
デビルズマーブル(オーストラリア)
オーストラリア中央部の奇岩地帯に向かうのは、少し大変。行く手段はレンタカーかツアー参加のみ。拠点となる街、アリススプリングスからも約400kmの距離があり、たどり着くまでに相当時間がかかります。でも、大自然のなかにたたずむ赤い巨岩を目にすれば、一気に疲れが吹き飛ぶはず! 見て回る際は、先住民アボリジニにとっての聖地だという気持ちを忘れずに。
ポン・ジ・アスーカル/シュガーローフマウンテン(ブラジル)
リオ・デ・ジャネイロを訪れたなら、大都会にニョキッとたたずむこの岩にはぜひ登りたいところ。ポルトガル語で「砂糖のパン」を意味するポン・ジ・アスーカルは、標高396m。ロープウェーに乗って山頂まで向かいます。日中の眺めも素晴らしいですが、オススメは夕方以降。夕暮れも夜景も、とてもロマンチックです。
ブリマムロック(イギリス)
これまたすごいバランスで立っているのは、ノースヨークシャーにあるブリマムロック。風や氷河などの影響で、このような形になったと考えられています。高さ5~10mほどの岩がゴロゴロしている風景は、とってもフォトジェニック。ここを訪れたなら、撮影だけでなく、実際に触ったり登ったりして、スケールの大きさを体感してみてください。
張家界国家森林公園(中国)
中国南部、湖南省の張家界国家森林公園は、中国で初めて世界自然遺産に登録されたところ。高さ200mもある巨大石柱が3000本以上並ぶ風景は圧巻! 映画『アバター』のロケ地としても知られるこちらは、とにかく見どころがたくさん。ロープウェーやエレベーター、遊歩道も整備されていて、散策しやすいですが、とにかく広い!! じっくり時間をかけて回るプランを練りましょう。
バランスロック(アメリカ)
アメリカ北西部のアイダホ州にある岩は、クエスチョンマークか、はたまたアフリカ大陸か!? こちらは高さ15m以上で、重さは約40トン。これだけの重量なのに、土台と接している箇所はたったの1m程度。真下に長居するのは禁物です。近くにはキャンプ場もありますよ。
ハロン湾(ベトナム)
ベトナムの景勝地、ハロン湾では1600もの奇岩を見ることができます。このあたりはもともと海の中にありましたが、長い年月をかけて海底に積もった石灰の層が隆起して陸地となり、今度は波や風雨の影響で削り取られて、現在のような形になりました。日帰りも可能ですが、オススメはクルーズ船に泊まること。夕日や朝もやと奇岩のコントラストは、美しい!の一言に尽きます。